わかってナンボ! 活かしてナンボ! のWISC-IV・WAIS-III2

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講師
日本臨床発達心理士会茨城支部 
大六一志 氏

日時
2016/05/08 (日) 10:00 〜 17:00

場所
つくば市文化会館アルス アルスホール
茨城県つくば市吾妻2-8

後援
茨城県教育委員会 つくば市教育委員会 茨城LD等発達障害親の会 星の子

※このページに掲載されている以外の詳細は、決まり次第追記します。


■参加者のコメント■

2016年開催の「2」に参加された方から、後日にいただいたメールを、ご本人の承諾を得て掲載します。

「わかってナンボ!」のセミナーで、大六先生にわが子の書字障害の可能性を指摘していただいて、いつも相談に乗って頂いている支援学校の先生に相談したところ、その先生も大六先生をご存じですぐにご理解くださり、夏休みにWISC-IVをしてもらいました。その結果、処理速度が激しく凹(出現率3%)とわかり、それを中学校の先生にも説明してもらいました。
おかげで、試験前の提出課題(問題集)をWordで出してみることに。そしたら、今までは提出〆切過ぎて居残りになってやっと提出できていた課題が、なんと〆切の6日も前に終わったのです!!

Wordで提出物を出すことで成績が激しく低下するようなことも無かったので、学校の先生から、「今まで気付いてあげられなくて申し訳なかった。中学卒業までの間は、このやり方でいきましょう」と言っていただけました。
もちろん、「書き」以外にも問題はあり、提出物すべて順調…という訳にはいきませんが、手書きの課題よりは遥かに負担感は軽くなったように思います。

セミナー以降、書字系の検査を色々やってもらったのですが、対象年齢が小学生までのものばかりということもあって、明確な結果が出ませんでした…でも、例えば図の記憶をして再現する課題では、同じ大きさに書けずに用紙をはみ出したり、というようなことはありました。
大六先生の講話の中で、「学校が理解してもらえなさそうな時は『合理的配慮ってご存知ですか?』と聞いてみたら良いですよ」と仰っていましたが、「合理的配慮」というのはこういうことなのだ、と、親として初めて実感できたように思います。
困っている状態が日常になりすぎて、合理的配慮といっても、何を求めて良いのか分からなくなっていたので、本当に感謝しています。

まだまだ課題はありますが、きっかけを作ってくださったのは間違いなく「わかってナンボ!」のセミナーです。本当にありがとうございます!(2016.12.29)

「特定不能の発達障害」の診断の後、暗中模索状態でしたが、詳しくWAISの結果が知りたくて、Shake-Handsのセミナーに申し込みました。
大六先生にLDの可能性を指摘していただき、まさかと思いましたが、過去を振り返ると合点のいくことが数多く有り、早速LD児に英語を教えてくれる塾を見つけて通い始めたのは講演から2か月後です。
この半年で自分の癖や拘り、得手不得手はより明確になり、同じ境遇の中高浪人生やその親、理解してくれる先生と多くの出会いを経て、今春から引きこもりを解消し進学することになりました。これもShake-Handsのスタッフの皆様、大六先生のおかげと思っています。
十人十色と言いますがこの機会が自分自身に必要なオーダーメイドの支援に繋がることを願ってやみません。
最後になりましたが、本当にありがとうございました。(2017.3.5)

■参加者アンケートより■

開催終了後に回収した参加者アンケートから、コメントをご紹介します。

問:今日のセミナーで、「最も印象に残った言葉」は何ですか? その理由も教えてください。

「反復は3回まで!」
回数だけを多くやらせていた(私が子に対して)
重ねて文字を書くタイプのわが子、書字だけ(本人が納得しないまま)何度書かせても効果がなかった事が今回でよくわかりました。

「結果と本人の実際をすり合わせてはじめて解釈できる」
はじめて知りました。

「流暢性」
意識はしていなかったが、まさに社会で必要な基本技能と納得しました。

「主体的に」「コーチング」
自分の困難さを少しでも改善できるように、本人が「主体的に」工夫したり、活用したりできるように周りは「コーチング」してあげる。
つい分かりやすいように、生活しやすいように、何でもお膳立てしてしまいがちだが、本人と一緒に考えていくことが将来の自立のためには大切だと気付かされたから。

「自分で」工夫、「自分に」合った、等。
最終的には自発的に行わなければならないという「自分で」という言葉。

聴覚的ワーキングメモリーの弱さへの対応として、「本人の主体的な工夫が大事」ということ。実際にわが子に必要だと思うので。

「ワーキングメモリー」
生活の中でとても重要な事だと感じた。様々な情報から必要な事だけを取り入れて、頭の中で整理する。すぱっと切り替える。リフレッシュできることは大切な事だという事がわかった。

「WISCの結果ですべてはわからない」
 →小学校の現場ではけっこう誤解されています。

「ワーキングメモリー弱い人はメモが多い」
 →自分がそうなので腑におちました。
「子供の成長にムダなことはしない」
 →学校での対応でその子に合った対応をさがしていこうと思うきっかけになりました。

各項目で出てくる「流暢性」を高めるということ。
トレーニングが必要な部分ではありますが、少しづつ苦手を補っていける希望ではないかなと感じています。

「検査は問題の原因を説明するためのもの」

「本人の工夫」「主体的な活用」
パターンとして対処法が学べると思ったが、最終的には個に応じたものなのだなぁと思った。

「得点差の意味」の「得点/指数が遅れのない水準であっても、その人の中では不得意の可能性があるかもしれない」
子は支援級在籍ですが、検査結果や学校生活からは本人の苦労やつまづきが理解されず、これまで支援と言えるケアやトレーニングが受けられなかったからです。
「ワーキングメモリーの弱さへの対応は、本人の主体的な工夫が重要」
これを本人がいかに身に付けて行動できるようになるのか、日々考えているからです。
「グレーゾーンを『障害』にしない」

「同じ検査結果でも意味が異なる」ということ

書くことが苦手な子供に、宿題のドリルを何とかさせねばと葛藤していましたが、「漢字3回で良い」とお聞きして心が楽になりました。

「筆記スキルの弱さで反復は逆効果、MAX3回」という事。子供が学校の反復学習を苦痛に思っていて、学校に相談しようと思っていたので。

「WISCの結果で障害の有無がわかるわけではない」
自閉症スペクトラムの診断が何に基づくものか常々疑問だったので。

「怒るな!腹が減る」
「『繰り返し書け』は逆差別
「グレーゾーンの子を『障害』にしない教育」
数年前の自分に教えてやりたいです。

「不注意ミスは見直しでは減らない」
子供に見直しなさいと言って来ましたが、良いアドバイスではなかったんだなと反省しました。

「アスペルガーの子供は知的好奇心をくすぐられる課題が大好物(下手なごほうびよりこちらを。)」

「作動記憶の指標が高くても聴覚的ワーキングメモリは弱い」
自分がワーキングメモリ弱いと思っていなかったので。

「親と子でちがう」
子の行動、不得意に対して「何で?」とよく思う。が、親子でWISCを受けた方の事例で、先生が親と子でちがうとおっしゃった事。違う人間、できる事もちがうという事の再認識。

問:今日のセミナー全体を通じての印象・感想を自由にお書きください。

大変勉強になりました。わが子への告知は「生きる力がわいてくるように」工夫しようと思います。

1年間、大六先生の学習会を待っていてよかったです。今回参加出来て本当に私達親子の為に 今後大きな変化が期待できそうです。

わかりやすい言葉でわかりやすくお話して頂けて、大変有り難かったです。もっと早く先生のお話を聞けていたら私の人生も息子の人生も変わっていたかもしれません。(苦笑)
大変勉強になりました。とても楽しかったです。どうもありがとうございました。

診断・所見だけでは何も変わらない。このような講習会は診断時に受けるべきだと思った。大変ためになった。

学校の生活では問題視されず、見落とされてしまうような細かなつまづきにも詳しく、具体的な対応方法の説明があり、とても参考になりました。支援級の担当かは関係なく、多くの先生方にこうした講習を受けていただきたいです。

WISC,WAISに興味があったのですが、内容が全く分からなかったのでとても参考になりました。

かかりつけの病院でOTが検査してくれたのですが、所見を頂けなかったので、細かく伺えて本当に助かりました。公立の施設に「所見をください」のおねがいがなかなか届かないところがずっとモヤッとしています。今日いろいろクリアになりました。機会をありがとうございました。

テストを受けた病院でほとんど説明がなかったので、今回、どういう意味で何に気をつけ、どういったフォローをすべきかわかりやすく、今後のつまづきの参考になりました。具体的な対策方法、そして参考文献も豊富で、一番知りたかったことが知れて、参加してよかったです!

WISCを基本に観察ポイント→対応がわかりやすかった。

・先生のあたたかいお人柄がよく出ていて、難しいことをわかりやすく理解できました。

大六先生のお話がとてもわかりやすかったです。もっと聞いていたかったです。

大六先生の細かい支援についてのお話が聞けてとてもよかったです。参加できてよかったです。

知的な障害をもつわが子の教育に役立てばと参加しましたが、自分自身にあてはまる内容が多く、対策もあったのでおもしろかったです。

WAIS WISCのアセスメント評価と改善方法がとても参考になりました。

苦手なことそれぞれに対しての対応や原因を示されていて、子どもにフィードバックできそうだと思いました。

学校に依頼をして、市や担当の方にWISC-IIIを実施してもらいました。(なぜIIIだったのか理由がわかりませんが)
各項目のおおまかな説明はもらいましたが、今回のセミナーで各項目の見方だけでなく、対策の具体的なイメージをいただけたので、今後に活かしたいと思います。

仕事で支援に携わっているので、昨年、支援者版に参加しましたが、今日はよりかみくだいた内容で、もらっている結果をより活用できるようになったと思います。

様々な発達障害についての課題と対策、文献の紹介など、きめ細かい内容でとても勉強になりました。学校教育の中で先生方がどれだけ理解して支援していけるかが疑問に感じます。

AMの説明が丁寧過ぎて時間が少し掛かって、PMの事例が駆け足になった点が少し残念でした。

始めは丸1日長いと感じたが、終わってみるとあっという間で、もっと聞いていたかったです。

長時間ありがとうございました。(事例に関する)質疑応答がとても参考になりました。次回はこれのみの講座をお願いします。

子供向けWISC-Ⅳの話ばかりで、期待していた大人向けWAIS-Ⅲの話が少なかった。「大人向けも同じ」というが、「同じ」が類推できない大人の当事者向けに、大人向け対策をもっと言及して欲しい。

先生のお話、とても分かりやすかったですが、WISCは奥が深く難解だなあと改めて感じました。