Shake-Handsシネマ&トーク@つくば市民大学(1)「ポバティー・インク~あなたの寄付の不都合な真実~」

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講師
シェアタイム進行 (ファシリテーター)
徳田太郎 氏

日時
2017/01/26 (木) 18:30 〜 21:30

場所
つくば市民大学
茨城県つくば市東新井15-2 ろうきんつくばビル5階

後援

※このページに掲載されている以外の詳細は、決まり次第追記します。


《参加者アンケートを読む》

毎月第2・4木曜の夜は、【つくば市民大学】で映画&トーク!
【Shake-Handsシネマ&トーク】は、みんなで映画を観て、思いをシェアしあう市民上映会です。
毎回、環境、経済、人や社会や生物の多様性、紛争、貧困、フードロス…などなど、さまざまな社会テーマを題材としたドキュメンタリー映画をチョイスしてお届けします。映画を観た後は、シェアタイム。お茶でも飲みながら、感じたこと、思ったことを、隣の人とちょっと話してみませんか?
めざすのは、「知る」ということ。学校では教えてくれなかった、あんなこと。慌ただしく過ぎる日常では気づけなかった、こんなこと。ここに来なければ出会わなかったかもしれない人と、ひととき思いを交わすことの新鮮さ。一人ひとり違った受け止め方、違った思いーーー。
「知る」ことから、世界が一歩ひろがります。
シェアタイムのファシリテーターは、徳田太郎さんです。

※こちらのイベントは終了が夜遅い時間になりますので、高校生以下の料金設定はありません。(参加は可能ですが、一般料金となります)

ポバティー・インク ポスター画像
(c)PovertyCure
※ポスター画像をクリックすると予告編をご覧になれます。(YouTubeへの外部リンク)

 
【Shake-Handsシネマ&トーク】第1回は、そのタイトルにギクッとする人もいるかもしれない!?『ポバティー・インク 〜あなたの寄付の不都合な真実〜』。「支援」について、考えます。

「ポバティー(poverty)」は「貧困」、「インク(inc.=incorporated)」は「会社」を意味します。ざっくり訳すと「貧困株式会社」。あるいは「貧困産業」「貧困ギョーカイ」と読み替えてもいいかも。いったいこれは、何を意味しているのでしょう?

ネットでポチッと「支援」できる時代。ある意味「いい時代」になった…のかも知れません。が、あなたがポチッた「寄付」は、「支援」は、果たしてどこへ行き、誰かを本当に「助けて」いるのでしょうか?

この作品は「貧困」が切り口ですが、「支援」は貧困だけがターゲットではありません。国内でも、海外へ向けても、「支援」と呼ばれるものが溢れている気がする昨今。2017年、新しい年の始まりに、その言葉に思いを馳せたいと思います。

※この映画は、外国語音声/日本語字幕付きです。
 

■参加者アンケートから■

○映画「ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~」の感想

・ハイチでは、米国をはじめとした国家レベルでの支援、さらにNGO等による支援によって、かえって人々の自立が妨げられているという。それなりの年齢になって、少しは世間がわかったように思っていても、何も知らない自分に気づかされました。
・教育、とりわけ特別支援教育に関わっています。寄付に関してだけでなく、「善意」や「支援」とはと根本から見つめ直す機会となりました。支援をする側は、「やがて自身がヒーローやヒロインにでもなったかのような錯覚、自己陶酔に陥りがち」であることを、忘れずにいたいと思います。
・寄付についての話だから、対象はNPO関係者? ではなく、例えばお医者さん、看護師さん、心理士さん、先生、そして高校生や大学生等々たくさんの方々に見ていただきたいと思いました。

あたり前と思ってしまうような善意に基づく支援が、実はネガティブな影響を引き起こしてしまうことを「先進国」側の人のインタビューだけではなく「途上国」現地の人の声も拾いながら描かれていて、あらためて「支援とは何か」を考えさせられた。

教育現場の「支援」と重なることがあり、複雑な思いで鑑賞させて頂きました。
人々の自立を妨げるだけではなく、存在していた職業までも”潰して”しまう「支援」。教育現場で子どもに”発達障害”とレッテルを張ることで”潰して”しまっていることがないか?今一度慎重に考えたいと思いました。

映画を観ながら色んなことを思い出し考えさせられました。
・20歳の頃、寄付が相手の生きる力を奪う気がして、友人たちに話したら、なんてお前は冷たい人間なんだ!寄付や支援は良いに決まっているじゃないか。と皆から責められたこと。
・与論島に昔から住む人たちから聞いた愚痴(綺麗なリゾート地が出来てもお金は全て都内へ流れてしまう)
・資本主義を未開発の国に入れようと説得した人が、最後に現地の人たちに言われた言葉。「一番やりたい魚つりが自由にできるようになるだって。今、すでにやっているから、そんなお金なんていらないね」
などなど。

真に相手の事を思い、本当に相手のためになることをすることは、日々の生活でも難しい。
寄付は気になるけど、国の懐に入ってしまうとも聞くので、なるべく相手の顔が見える支援をこれからも続けようと思いました。

○[映画+シェアタイム]という【Shake-Handsシネマ&トーク】のスタイルについて

他の方の感想を聴くことで、自分の考えを再認識したり視野を広められたりし、深く考えられる点が良いと思いました。

シェアタイムのおかげで、少しは独りよがりな考えに偏らずにすんだと思います。分からないなりに自分も発言できました。
そのおかげで、一つの言葉を思い出しました。
以前、リフレクソロジーを学んだ時に、先生が耳にタコが出来るくらい言われたこと。
『人を助けることは、決して出来ない。あなた達が行うことは、施術を受ける方の心や、身体、言葉に耳を傾け続けること。そして、その方と共に、本来の人生の目的を思い出す旅をすること。それだけです。』
寄付も同じかな?と思いました。
映画+シェアタイムは本当に良いと思います。
お互い語り合うことで、映画を観た記憶が更に深まるとも思います。

あと4作品 すべて観たいです。
特に次の作品は、今の若者たちに観てもらいたいのだけど。。。
人生の価値観に風穴が開けられると思います。

・高校生から私のようなシルバー?世代まで、異なる世代が思いを語り合えたことがとても有意義でした。
・そのまま帰ってしまえば「よかった」だけで終わってしまったかもしれないことが、シェアタイムによって整理され、深められました。

仕事の都合で早く帰らなければならず、シェアタイムに参加できた時間が限られていたが、仕事や立場の異なる方々と同じ作品を見て、どう感じたか、考えたかを意見交換できて視野がひろがった。たとえば、今回一緒のグループになった方は、(たしか)障害をもった子供への教育支援をされている方でした。私は国際的な開発援助を専門にしていますが、シェアタイムの中で「自立」「支援の引き際」といった共通の問題があることがわかってきました。問題のカテゴリーこそ違っても、現代社会の中で重要な課題としてそうした共通の問題があることが改めてわかりました。
立場が異なる方と同じ映画を題材に話すことで、視野の広がりや共通の問題発見につながると思います。通常、大学という閉じたコミュニティの中で考えたり、教えたりしているため、こういう機会は自分の視野を広げるためにも非常に有意義だと感じました。